いかなごのくぎ煮は、農林水産省の、「日本の農山漁村の郷土料理百選」に選定されている神戸の特産品です。また、風情のある春の音として、環境庁の残したい「日本の音風景百選」に、垂水のイカナゴ漁が認定されています。日の出とともに出航する、数十隻の漁船のエンジン音と、船上の威勢のいい掛け声、網の中でイカナゴが元気よく跳ねる音、上空にはカモメの大群が乱舞して鳴く声、イカナゴ漁が始まると、いくつもの音が重なり、春を思わせます。イカナゴ漁は、2月下旬から4月下旬の間です。神戸市垂水が発祥と言われていて、垂水の商店街では、3月のイカナゴの季節になると、いかなご祭りや、イカナゴ講習会を開催し、くぎ煮発祥の地として、町を盛り上げています。イカナゴは、スズキ目イカナゴ科で、日本各地に生息している移動性の少ない魚です。暑さが苦手で、夏や夜間は砂の中に隠れています。いかなごのくぎ煮は、醤油、砂糖、みりん、生姜で甘辛い味付けで煮ます。イカナゴは鮮度が命です。数時間で味が変わると言われているので、獲れたてのイカナゴをすぐに料理をすることがおいしさの一つと言えます。くぎ煮の由来は、イカナゴが炊きあがった姿が、「折れ曲がった古くてさびた釘」に似ていることから名付けられたそうです。もともと、垂水周辺では家庭料理としていかなごのくぎ煮を作っていたので、各家庭のオリジナル味があり、カルシウムが手軽に取れるので、小さなお子様から、ご年配の方まで、大変人気です。神戸が誇る、特産品いかなごのくぎ煮を一度食べてみてください。
神戸では、須磨周辺で獲れる海苔も特産品です。須磨や明石で獲れる海苔は、こい緑色をしていて、光沢が美しく、味の三拍子そろった高級海苔として有名です。海苔の養殖は、昭和36年なってから須磨浦で始まりました。須磨浦での海苔の養殖は漁師さんが、牡蠣がらに一つ一つ丁寧に種付けすることから始まります。須磨沿岸は海が深いので、網を浮かせて張ります。有明産の海苔の養殖と大きく違うところです。
神戸のいちじくは、全国上位の出荷量を誇るほどの特産品です。いちじく栽培は、昭和初期に、フランスから北米産の種を持ち帰り、栽培したのが始まりです。試行錯誤を重ね、新しい品種が完成し、川西や神戸市内でも作られるようになりました。収穫は、ハウス栽培のものが、7月上旬から、9月下旬まで、露地栽培のものは8月中旬から、10月下旬までです。夏から秋にかけていちじくを食することが出来ます。
瓦の形をしたせんべいは、神戸の特産品です。このせんべいの由来には諸説ありますが、一つは1873年に、神戸に出てきて、菓子屋で奉公していた職人が、日頃作っているお菓子に飽き足らず、新しいお菓子を考えました。神戸の地ならではの、入手しやすかった、ぜいたく品でもある材料使い、試行錯誤を繰り返し、作ったお菓子が、瓦の形をしたせんべいの原型と言えるものでした。菓子職人が古代瓦の収集を、趣味にしていたことから、せんべいの形は屋根瓦の形になったと言われています。
神戸のそばめしは、長田区発祥の特産品です。そばめしとは、読んで字の如く、焼きそばとご飯を一緒に炒めたものです。肉またはぼっかけと、ご飯を炒め、完成した焼きそばをいれて、ご飯と混ぜながらコテで麺を刻むのが特徴で、麺が短くなって、ご飯と一体化したようになります。味はこってりソース味です。そばめしは、昭和30年頃に、長田区にあったお好み焼き屋で、常連のお客さんから「冷えた弁当のご飯を焼きそばと一緒に炒めてくれ」と頼まれて作ったことから誕生しました。
"ぼっかけとは神戸の特産品です。語源は、ぶっかけと言われていて、牛スジとコンニャクを甘辛く煮た郷土料理です。ぼっかけは神戸市長田地区の発祥で、戦後、牛肉が高価だったのでなかなか食すことが出来ない中、廃棄されていた牛スジを何とか美味しく食べることはできないかと、考え出されたのが、ぼっかけでした。神戸では、お好み焼き、ソバメシ、焼きそばに具として、うどんやラーメン、カレーのトッピングとして、よくぼっかけをのせます。ぼっかけは、庶民の味です。ぼっかけの基本的な作り方は,、牛スジ肉300グラム、板コンニャク一丁、調味料は昆布だし300cc、料理種50cc、醤油大さじ5、砂糖大さじ3、みりん大さじ2おろししょうが少々を準備します。"