神戸の特産品と言えば、有名なプリンです。持ち帰る神戸というキャッチフレーズで、プリンブームが起こりました。もともとプリンはイギリスの船乗りの、アイデアから生まれたものだそうです。船は一度沖に出たら、目的地に到着するまでは、船に用意した食材だけで過ごさなければなりません。
残り少なくなる材料でなにかできないかと、小麦粉や卵などを混ぜ、蒸して作ったのがプリンの原型だったと言われています。神戸は西洋文化の窓口で、船が神戸港に来た時に、プリンも神戸に定着していきました。1993年、試行錯誤の結果、満を持して発売されたのが、神戸の有名なプリンです。開発当時、プリンのなめらかさと程よい甘さに、柑橘系のリキュールを使ったさわやかな後味、そしてカラメルソースの香ばしさが、食通の神戸の人たちの心をぐっと掴んだそうです。
パッケージはノスタルジックな異国情緒をコンセプトにした、神戸にイメージにピッタリに仕上がりました。もうひとつ、持ち帰る神戸がキャッチフレーズだったことから、オリジナルの緑に赤い紐の手提げ袋が、チャームポイントとなって今では広く知られています。おしゃれな手提げ袋が、神戸のOLの間で話題になったことも、プリンが人気の一つの要因になったとも言われています。また、神戸の有名なプリンは常温でも、賞味期限が長いので、観光や出張帰りのお土産として最適だったというのも、全国的に神戸と言えばプリンという、プリンが神戸の特産品になった一因ですね。